Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニターをレビュー | オフィス用途としては最強。ケーブル周りがスッキリ!音質はビデオ通話向き!

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今回は、Dell S2722QC 27インチ 4K モニタのレビューになります。

今まで10年前のフルHDのモニタを使っていました。
しかし、ベゼルが太く作業に集中できないことや節電し消費電力を抑えることを目的に買い替えを決意しました。

簡潔に言うと、MacBook Airとの相性は最高に良いです。一方でゲーミングPCとしては音質がイマイチのため内蔵スピーカーでは力不足を感じざるを得ません。別途スピーカーを準備する必要がありそうです。

目次

Dellについて

Dell(デル)は、アメリカ合衆国のテキサス州に本社を置く多国籍企業で、コンピュータおよび関連製品の製造販売を行っています。
主にデスクトップコンピュータ、ノートパソコン、ワークステーション、サーバ、ネットワーキング機器、および周辺機器など、幅広い製品ラインナップを提供しています。
その中で、モニタにも注力しており、パソコンの付属品という領域を飛び出し単品でも人気のあるモニタがいくつも存在します。

Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニターの特徴

今回紹介する「Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニタ」は、4K解像度で高繊細な表示が可能、USB-C接続と65Wの電源供給により、ノートパソコンの充電と接続を簡単に行うことができます。

なお、S2722QCは、S2722DCに比べて解像度、最大表示色、リフレッシュレート、映像入力端子に違いがあります。

項目S2722QCS2722DC
解像度3840 x 2160 (4K)2560 x 1440 (QHD)
最大表示色10.7億色1670万色
リフレッシュレート60Hz75Hz
映像入力端子HDMI2.0 x 2
USB-C x 1 (最大65W)
HDMI1.4 x 2
USB-C x 1 (最大65W)
S2722QCとS2722DCの違い

以下のような優れたビルドイン機能があるため、デスク周りをスッキリさせたい人にオススメです。

優れたビルドイン機能
  • 汎用性のある接続
    • USB-C接続と65Wの電源供給により、ノートパソコンの充電と接続を簡単に行うことができます。このシングルケーブル ソリューションにより、ケーブルを減らしてデスク周りをすっきりとさせることができ、電力、ビデオ、オーディオ、データをすべて一度に送信できます。
  • 使いやすいポート
    • 便利な場所に配置されたクイックアクセスのUSB 3.2 Gen 1 Type-Aポートにより、ストレージ デバイスや携帯電話などの周辺機器類の充電と接続を簡単に行うことができます。
  • 魅力的なオーディオ
    • デュアル3W内蔵スピーカーにより、モニターがエンターテインメント センターに変身します。
  • シームレスな切り替え
    • 内蔵のデュアルHDMIポートにより、デバイスは常に接続状態となり、ストリーミングとコンソール ゲーミングを簡単に切り替えることができます。
  • さまざまな方法でマルチタスク
    • Dell EasyArrangeによって、1つの画面上にアプリケーション、Eメール、ウィンドウが整理された状態で表示されます。また、Picture-by-Picture(PBP)によって2つの異なるPCソースからの複数タイプのコンテンツを同時に表示したり、Picture-in-Picture(PIP)を使用して2つのイメージを同時に表示したりすることもできます。

Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニターのスペック一覧

今回紹介している「Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニター」のスペックリストです。

メーカー‎Dell
シリーズS Series Type-C
型番S2722QC
発売時期2021年8月
カラーシルバー
ディスプレイサイズ27インチ
解像度3840 x 2160 (4K)
輝度350 cd/m2
コントラスト比1000:1
最大表示色10.7億色
視野角178/178
タイプIPSパネル
アスペクト比16 : 9
表面仕上げノングレア(非光沢)
タッチ×
リフレッシュレート60Hz
応答速度4ms(GtoG エクストリーム)
色域sRGB : 99%
FreeSync
フリッカーセーフ
接続性映像入力端子HDMI2.0 x 2
USB-C x 1 (最大65W)
その他接続端子‎USB 3.2×2
オーディオラインアウトx1
USBハブ機能‎〇
オーディオスピーカー‎3W x 2
機械設備ピボット機能(回転)
スタンド高さ調整
チルト機能
VESAマウント
寸法&重量寸法2.18 x 24.08 x 14.35 cm
重量5.37 kg
その他付属品電源ケーブル
USB Type-Cケーブル
リンク
S2722QC 仕様

梱包・本体と付属品

今回はアマゾンで購入しましたが、ダンボールに入らず製品箱そのままの状態で送られてきました。
製品箱にどうしても汚れがついてしまいますが、これは仕方ないですね。

内容物は、モニタ本体、スタンドベース、スタンドライザー、ACケーブル、USB-C 3.2 Gen2 ケーブル x 1 – 1 m、組み立てマニュアルです。いたってシンプル!

組み立て

組み立て時間は、約5分とひとりで簡単にできます。
モニタは、梱包された状態のまま組み立てができるため、キズや破損するのを低減できます。

モニタの取り付け面は、VESAマウントになっています。

スタンドライザー(爪2つ)をモニタに差し込みます。

「カチッ」と音が鳴ったことを確認し、さらにしっかりと固定されたことを確認します。

スタンドベースの裏に手で回せるネジがあるので、それとスタンドライザーを固定します。

ネジを固定するためのドライバーを用意しなくていいのは助かります。

以上で組み立ては完了です。
あとは、白いカバーがついた状態でモニタを設置する場所に移動します。
最後に白いカバーをはずします。
これなら、画面にキズをつけなくて済みます。

本体の外観

ベゼルが細くスッキリしているため、27インチという画面の大きさをあまり感じません。

画面の調整

今回紹介している「Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニター」には、ピボット機能(回転)、スタンド高さ調整、チルト機能がついています。
ですので、左右の回転、上下の回転、高さの位置調整ができますので自分に合った位置に調整することができます
これらの機能すべてが揃っている商品はあまり多くないので、この商品の強みとなっています。

画面の回転

本商品には、横長に使っているディスプレイを縦長に回転して使用することもできます。
しかし、おそらく普通に90°回転させるだけでは、モニタが机に当たり回転させることはできません。

ですので、一度モニタを天井に向けるように傾けます。
その次に、モニタを回転させます。
最後にモニタの傾きを自分の目線に合うように戻します。

モニタを90°回転させるには、ひと工夫が必要!

本体の接続端子

接続端子は、下表のとおりUSB Type-Cがあったりと豊富に取り揃えられています。
しかし、Display Portはありませんので、どうしてもDisplay Portを使いたい人は変換アダプタを用意するか、その他のモニタにした方がいいかもしれません。
また、USB Type-Cの電源供給は最大65Wのため、MacBook Pro、ゲーミングノートPCなど大容量の電源が必要な電子機器は充電することはできません。
電源供給ができる主な電子機器は、MacBook Air、グラフィックボードがついてないWindowsパソコンがあります。
なお、電源供給ができるかどうかは各自の電子機器をご確認ください。

ポートとスロット
  • 1. セキュリティロックスロット
  • 2.電源コネクター
  • 3.HDMI 2.0ポート X 2
  • 4.USB Type-Cアップストリーム ポート(DisplayPort 1.4でのAltモード、電源供給最大65 W)
  • 5.音声ライン出力ポート
  • 6.超高速USB 5 Gbps(USB 3.2 Gen 1)Type-Aポート
  • 7.スピーカー X 2
  • 8.超高速USB 5 Gbps(USB 3.2 Gen 1、BC 1.2充電対応)

オーディオ

スピーカーは合計2基搭載。

メーカーのホームページには下記のような表現がされています。
しかし、実際はそこまで魅力的には感じません。
具体的に言うと、ビデオ会議、Youtubeなど音声のみであれば問題なく聴こえます
しかし、音楽全般については低音の鳴りが特にイマイチであり、中高音域あたりにチューニングされています。
音にこだわりたいという方は、別途スピーカーを用意した方がいいかもしれません。

メーカーホームページ引用

魅力的なオーディオ:デュアル3W内蔵スピーカーにより、モニターがエンターテインメント センターに変身します。

本体の電源ボタンなど

モニタの右下に5つのボタンがあります。

ボタンの配置(右側から順に)
  • 電源ボタン
  • キャンセルボタン
  • メニューボタン
  • ショートカット2(カスタマイズ可能)
  • ショートカット1(カスタマイズ可能)

デザイン性を重要視しており白色のマークがないため、どこにどのボタンがあるか正直わかりません。
自分なりのコツですが、電源ボタンは白色LEDがついているため、電源ボタン付近に指を近づけることにより指に反射します
それによって、見分けることができます。
もしくは電源ボタンは毎回OFFにせず、スタンバイ状態にするのも1つの手です。

その他ボタンについては、とりあえずどれかしらのボタンを1回押してみる
正直それしかないです。
1回ボタンを押すことによって下図のようなマークが表示されます。
その後、操作したいボタンを押してください。

上図では、ショートカット1にプリセットモード、ショートカット2に音量が設定されていますが、カスタマイズすることも可能です
下図のように、メニューからカスタマイズを選択することで変更することができます。
自分は、ショートカット1に入力信号、ショートカット2に音量を設定しています。

色の表現力

色の表現力は、最大表示色は10.7億色、色域はsRGB : 99%です。

比較として最適ではありませんが、iPhone13miniで「Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニター」を撮影したものと、オリジナル画像を参考としてあげます。
しかし、モニタ自体の表現力とiPhone13miniの撮影能力の誤差がのってますのでご注意ください。

iPhone13miniで撮影した画像の方が青みがかっています。
しかし、実際に肉眼で見る限りは青みがかっていないです。

どの色も発色が良くキレイにみえており、一般的な用途として何ら問題ありません。

iPhone13miniで「Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニター」を撮影
オリジナル画像

画面サイズ

モニタの適切なサイズを選ぶ際には、一般的な目安としては、目からモニタまでの距離がモニタの対角線サイズの約1.5倍から2倍が適切とされています。

27インチの対角線は68cmですので、102cmから136cmが最適とされています。

しかし、私自身は目からモニタまでの距離が50cmで使っています。
一般的な距離に比べて近いですが、近いとは正直感じません。

むしろ27インチがぴったりと感じています。
もし29インチであれば大きいと感じることでしょう。

※あくまで個人の感想になります。

【総評】Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニターを使ってみた感想

繰り返しになりますが、「Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニタ」はオフィス用途としては最強の商品になります。

メリット
デメリット
  • 組み立てが簡単
  • USB Type-Cでケーブルがスッキリ
  • ベゼルが細い
  • 色表現が広い
  • 音楽を聴くには物足りない
  • モニタの回転がしづらい
  • ボタンの位置がわかりづらい

10年前からの買い替えということもあり、やや過大評価になっているところはあると思います。
しかし、正直もっと早く買い替えていれば・・・という反省するところもありました。
一番感動したところは、USB Type-Cに接続することで、パソコンからモニタへの映像出力はもちろん、パソコンへの給電を行ってくれるので、ケーブル1本が不要になったことです。
電源アダプタからコンセントへの差し込みやケーブルを束ねるのを毎回やるのは正直大変でした。

この「Dell ‎S2722QC 27インチ 4K モニタ」は3年間無輝点交換保証がついていますので、万が一ドット欠けが見つかっても大きいのも1つの判断材料となるでしょう。

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